どこが特集やねん! 其の二 アフロ・ファンク1の巻

フェラ・クティ以外のアフロ・ファンクのPART 1です。ここで言うアフロ・ファンクとは、あくまで私がアフリカを感じるものを取り上げてます。ジャンルでいうと、ファンク、ジャズをはじめ、ラテン系のものや、それはアフロ・ファンクとちゃうでー、と言うものまで入ってしまっているかも知れませんが、その辺は大目に見てください。PART 1では、リリース数が比較的少ないアーティストを取り上げます。
★音源はYouTubeでタイトルとアーティスト名で検索してみてください。

MATATA

MATATA 72年

INDEPENDENCE 74年

ファーストと同じグループかと思うほどファンクです。これはめちゃくちゃカッコイイ!一押しのバンド。

SYMANDE

SYMANDE 72年

SECOND TIME ROUND 73年

PROMISED HEIGHT 74年

かなりスピリチュアルなインディアンフォークのような曲やナイヤビンギの影響も感じられる、くせの強いアーティストですがアフロフィーリングなファンクは素晴しいです。
重くテンションの高い演奏は腰骨を直撃し、背骨を伝わったグルーヴが脳を覚醒する。脳へ直接入ってくる音楽とは根本的に違う。
3枚のアルバムを編集したCDが輸入盤で発売されているので是非聴いてみてください。81年にARRIVALというアルバムも発表していますが、それはこの3枚とはちょっと違う感じです。メロー系というんでしょうか、悪くはないのですが、ちょっとやらかすぎるな~って感じです。

JUJU

A MESSAGE FROM MOZAMBIQUE 73年

AFRICAN RHYTHMS 75年

SPACE JUNGLE LUV 76年

EVERY WAY BUT LOOSE 82年

左がデビュー盤で、前衛ジャズやフリー・ジャズにカテゴライズされる盤だが、ジャズのアーティストが作ったアフリカ回帰的なアルバムとは比べ物にならない土着性とテンションは凄い(完成度は別ね)。
中左がアフリカン・リズム収録の一番ファンクな盤。アルバムとしても素晴しい。必聴。
中右は「愛」がテーマのスピリチュアルでピースフルな名盤。決してメローなんかじゃないです。
右がディスコ・クラシックのタイトル・トラックを含むダンス・アルバムの名盤。軽くはないです。このほかにも数枚のアルバムがあり、プランキー個人名義を含めると結構な数になりますが、興味のある方はこの4枚を聴いていただければいいと思います。4枚ともアナログとCDで再発されてます。

MANDINGO

THE PRIMEVAL RHYTHM OF LIFE 73年

Savage Rite 77年

CHAKACHAS

JUNGLE FEVER 70年

CHAKACHAS 72年

アルバムを通しての評価はしにくいのだが、チャカチャスの方は「STORIES??」、ジャングル・フィーバーの方は、そのタイトル・トラックが飛び抜けてかっこいい。そのほかの曲はアフロあり、ラテンありで、私は好きなんですが、アフロ・ファンクと言う点ではちょっと違うかな~。なんとも不思議なグループではあるが、素晴しいレコードには違いないです。

ASSAGAI

AFRO ROCK 71年

ASSAGAI 71年

左がファースト・アルバムで、一曲の存在感ではテレフォン・ガール収録のセカンドなのだが、アルバムを通してのファンク度はファーストの方が勝っているのではないだろうか。
また、両アルバムとも、2~3曲アフロ色濃い曲が収録されていて、アフリカ音楽ファンの方にもおすすめ。2枚とも甲乙つけ難い必聴盤。セカンドはCDで再発されてます。

BODY MUSIC / AFROFUNK 75年

その名もアフロ・ファンクと言うグループのアルバム。このグループについての詳細は不明なのだが、音の感じからすると70年代後半の盤だと思います。典型的なアフロ・ファンクとも言えるのだが、その音は重くクールです。この音の質感は、現在の録音では絶対創ることのできないもので、私が60年代の終りから70年代中頃にこだわる、理由の一つです。アナログ、CD共に再発あり。

MALIK / THE LAFAYETTE AFRO-ROCK BAND  76年

名盤。はずれ曲なし。「DARKEST LIGHT」はサンプリングされて有名なイントロで始まり、トーキング・ワウのギターが更に緊張感を高める。ほかの曲も素晴しく重たい。74年に「VOODOUNON」というアルバムを出してるのだが、これがまた素晴しい!私はこっちの方が好きかもしれない。2枚ともアフロ・ファンクの殿堂入!

BUALI / BUALI 75年

いいですね~これも。ドラムにバーナード・パーディを迎えてのアフロ・ジャズ・ファンク・アルバム。誰が主役やねん、というほどのパーディのドラムと、ブアリのパーカッションのコンビネーションから生まれるグルーヴが気持ちいい。ジャケットの笑顔そのまんまのアルバムです。

RAY STEPHEN OCHE AND HIS MATUMBO 74年

on the corner / miles davis 72年

SOUL MAKOSA / THE GHANA SOUL EXPLOSION 73年

演奏がへたくそ!ソウル・マコッサなんかサックスがグルーヴについてこれてない。でも、嫌いじゃないです。ジャケットかっこいいし。ほかの曲もカバーで、スーパー・ステイション、ファミリー・アフェア、リーン・オン・ミーなどは結構いい感じです。

OSHUN / TWINS SEVEN-SEVEN 74年

アフリカン・アートなジャケットがいかす。A面はPART 1(15分)、B面はPART 2(14分)を収録。だんだんとテンションを上げていくという、ありがちと言えばありがちなのだが、アフロ・ファンク好きにはそこがたまりません。

MIX

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